ただ今「「鬼さんこちら!〜酒呑の草子〜」二の噺」を必死に描いていますが、その公開前にこの「「鬼さんこちら!〜酒呑の草子〜」について少し。

 

まあ一の噺を読んでいただいて、冒頭でわかってしまうと思いますが、「鬼さんこちら!」はボクのもう一つの漫画「鈴鹿の草子」の続編にあたります。

というよりも実はこちらの「鬼さんこちら!」が本家で、「鈴鹿の草子」は前日譚というか「鬼さんこちら!エピソード0」的な位置付けです。

だから最初は「鈴鹿の草子」には「はじまりの物語」というサブタイトルをつけていましたが、「わかりにくい。」というご指摘をいただき「平安浪漫お伽絵巻」というサブタイトルに変更しました。

どちらの漫画にも最初に出てくる砂に描いた絵は、「鈴鹿の草子」の最終回でその意味が分かると思います。

 

ドージさんについて

この漫画を描くキッカケとなったのは、それまでギャグ漫画メインで描いてたので、「今度はアクション物を描きたい」と思い、突如ドージさんのデザインが思いついたからです、いつも笑顔なのに、眉が太く、牙がある、なのにのほほんとした大男のイメージです。

結構このデザインを気に入ってしまい、ボクの漫画の中では「最強」(色んな意味で)にしたい、じゃあどんな奴がいいか?となって、ボクは「仮面ライダー響鬼」の大ファンなので「鬼」で行こうと。ドージさんの服が赤い縁取りの深紫色なのはそこからきてます。

あと最強の鬼は誰か?イコール「酒呑童子」なんですね。酒呑童子というと厳ついイメージがあると思いますので、ドージさんののほほんとしたキャラは真逆でいいのではないか、と。

のほほんとしてる性格に関してはボクは藤崎竜先生の「封神演義」の大ファンのなので、当初「太公望」+「ヒビキさん」のイメージでした。

今では全然違う性格になってしまいましたが。

 

鈴華さんについて

次に「鈴華さん」ですが、パートナーというかバディのような存在が欲しい、イメージ的には「ドロロンえん魔くん」の雪子姫のような存在が欲しい、と思い、最強キャラのパートナーはやはり最強でないとということと、「〜御前」という名前にしたかったんですね。

で色々試行錯誤してるうちに、ボクはバイクのレースを少ししていたことがあるので「鈴鹿サーキット」によく行ってたんで、「鈴鹿」を付けようと。

「鈴鹿御前」でいいな!と思った時に、アレ?既にお伽話に出てきてる有名キャラやん、となって丁度最強のパートナーにうってつけだったんです。

でも「酒呑童子」と「鈴鹿御前」ではベタ過ぎるなァという意味合いで、「鈴華さん」という名前に相成りました。

まあこのネーミングにもある意味合いがあるんですが、それは「鈴鹿の草子」の方で明らかにします。

でデザイン的にはドージさんと真逆で「幼いけど気が強いイメージ」で行こうと。丁度その頃知り合った女性がそんなイメージだったので、その方のイメージそのままでデザインしました。あとツインテールだったので、ここから鎌が飛び出してきたら面白いな、と。

自分でもドージさんと鈴華さんのコンビは絵的にはインパクトあったと思います。

あと「鈴鹿の草子」の御前さんとの関係が一番気になるところですが、それがこの2つの漫画の最大の謎なので今は秘密です。

ただ「鈴鹿の草子」の終盤で御前さんはリタイアして、鈴華さんにバトンタッチします。これだけは最初から決定してます。

 

ヤンスについて

ヤンスについては、ボクは「バビル二世」の「ロデム」が大好きなので、どうしてもこういう変形するお供が欲しいと。

色はどうしても「黒」のイメージがあったので、それに相当する動物を調べていると「鴉」がありました。丁度「八咫烏」は神の使いなのでピッタリだと。

ヤンスという名前はどういうわけか、鴉に決める前から思いついており、「八咫烏のヤンス」これ偶然?と思うほどあってたので「鴉」に決めました。

 

まあ奇妙な程に偶然が重なって「ドージさん」「鈴華さん」「ヤンス」が誕生したのでこの漫画が生まれた訳です。

 

あと「ご隠居」「イッくん」刑事のメンバーが主要キャラで出てきますが、彼らのことを詳しく書くとネタバレしてしまうので、後日に。

それと今は2つの漫画はギャグベースっぽい作風になってますが、「鈴鹿の草子」という漫画は実は「ドージさん」「鈴華さん」「御前さん」にとって「壮絶な物語」なんです。これからどういう展開になるかはお楽しみに。

 

最後にちょっとおまけで今描いてる「二の噺」ちらっとお見せします。

鬼さん2話.png

 

 

 

 

 


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